幾何公差の種類と記号・定義8

13.円周振れ公差(半径方向の円周振れ公差)  
公差域の定義 図示例とその解釈
公差域は、データム軸直線に垂直な任意の測定平面上でデータム軸直線と一致する中心をもち、半径方向にtだけ離れた2つの同心円の間の領域である。振れは一般には、軸線の周りの完全な一回転について適用されるが、一回転のうちの一部分に適用を限定することもできる。
指示線の矢で示す円筒面の半径方向の振れは、データム軸直線A-Bに関して一回転させたときに、データム軸直線に垂直な任意の測定平面上で、0.1ミリを超えてはならない。




指示線の矢で示す円筒面の一部分[図(a)では太い一点鎖線で示す範囲、図(b)では扇形の円筒部分]の半径方向の振れは、公差付き形体部分を、データム軸直線Aに関して回転させたときに、データム軸直線に垂直な任意の測定平面上で0.2ミリを超えてはならない。





14.全振れ公差(半径方向の全振れ公差)  
公差域の定義 図示例とその解釈
公差域は、データム軸直線に一致する軸線をもち、半径方向にtだけ離れた2つの同軸円筒の間の領域である。
指示線の矢で示す円筒面の半径方向の全振れは、この円筒部分と測定具との間で軸線方向に相対移動させながら、データム軸直線A-Bに関して円筒部分を回転させたときに、円筒表面上の任意の点で0.1ミリを超えてはならない。測定具または対象物の相対移動は、理論的に正確な輪郭線に沿い、データム軸直線に対して正しい位置で行われなければならない。